2018年アメリカ2週間の旅③ 一日目-1 渡米~LAX~ユニオンステーション

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↑管理人が個人でUnity+Live2Dで作成しているスマホゲームです

※当時の日記をベースに書いています。

早朝、福岡空港へ到着しました。
人生二度目の飛行機にして初めての海外旅行なわけで、どうしても緊張してしまいます。

また、前回の飛行機で克服できなかった高所恐怖症、外気圧で耳管が閉塞してしまい鼓膜が戻らなくなる体質の問題もあります。
先月罹ったギックリ腰も完治しておらず、長時間の着席に耐えられるかも疑問です。とにかく不安、不安。

初めて訪れた福岡空港の国際ターミナルはとても小さくて、実際来てみると呆気なかったです。
少し不安が無くなった所で、とりあえずオンラインチェックインは済ませていたので、チェックインカウンターをスルーして荷物検査に向かう事に。
手荷物の預け方もよくわからなかったし、行列もできていたのでキャリーバッグを用意しなくて良かったと思いました。

保安検査を受ける際、呼び止められてプリントアウトしたチケットを見せます。何だか人が数人集まってきて大丈夫かと思いましたが、とりあえず通らされました。
その後、奥の免税店エリアに入りましたが、特に見るものも無いのでゲートに向かいます。
いろいろな最悪のケースを考えて早く来たので、結果的にトラブルもなく2時間程待つ事になりました。
ギックリ腰が完治しておらず、腰痛が気になるので色々腰を捻ったりしながら待ちます。腰も痛いし、飛行機は怖いし、初の海外も怖いしで、スマホで気を紛らす余裕もありません。



ようやくアシアナ航空の飛行機が来たので搭乗します。
飛行機のエンジン音が凶悪で、断頭台に向かうかのように心臓が縮こまります。飛行機の中はやたらとインド人が多く、日本人は全然いません。いきなり外国に放り込まれた様なアウェイ感。
席は一番奥のトイレのすぐ側の窓際です。腰痛対策にトイレで定期的に腰を回したかったというのがその理由。結果的にこの便は後ろの方はガラガラだったので杞憂でした。
とりあえず気を落ち着かせようと小窓から外を見ますが、試運転で羽を動かしている様子とその音がいちいち怖く落ち着きません。
点鼻薬を吸い込みながら怯えていると、やがてエンジン音が高まり、急加速して離陸しました。もう天に祈る気持ちでしたが、流石に去年初めて乗った時程怖くはなかったです。飛行機を待っている間に恐怖のピークが続きすぎて疲れていたのかもしれません。


しばらくして周りを見渡すと、東京行きの時には無かった、座席にゲーム等ができる画面とパネルがあるので操作して音楽を聞いたりして、ようやく落ち着きました。
そうしていると軽食が来ます。ビーフオアチキンというお決まりの文句が来るのでビーフと。これが結構美味しいです。初の韓国企業による韓国料理を食べました。
1時間程経って仁川空港への着陸体制に入りました。鼓膜痛対策に飴をなめていましたが、さっきからツバを飲んでも左耳の奥が通る感じがしません。慌てて水を飲みだすと少し元に戻りました。どうやら自分の鼓膜が戻りにくい症状には、飴を舐めるよりも水を少しずつ飲むほうが良いようです。


仁川国際空港に到着し、自分にとっての初の海外はアメリカではなく韓国であった事に今更気づきました。2カ国体験できてお得と思うべきでしょうか…。
とりあえずTransferの掲示に沿って手荷物検査に向かいます。
仁川空港のマップは全て印刷してルートも覚えていたのでそこまで不安はありませんでした。
手荷物チェックを再度受けますが、金属探知機を持つお姉さんが物凄く無愛想なのでちょっと驚きました。


免税エリアはとても綺麗で広く、福岡空港のものとはレベルが違います。基本的に韓国語でやり取りをしているようですが、自分のたどたどしい英語も通じました。免税エリアで買った水は飛行機に持ち込めると知ったので、水を購入し、ゲートに向かい椅子に座り腰を気にしながら時間を待ちます。そして1時間程でロサンゼルス行き便に乗り込み。

今度はさすがに飛行機の離陸もそこまで怖くありません。
今度は離陸してすぐに食事が来ました。肉と色んな種類の葉っぱ?がセットになっており、それで巻いて食べる形式です。日本では食べた事のない香りの強い葉っぱもあり、バラエティに富んでいて楽しかったです。肉も普通に美味しかった。


流石に機内でも落ち着いて来て、映画を見る余裕も出てきました。カーズや最後のジェダイなどを途中まで見ますが、到着後向こうは昼前になるので無理に起きるのは辛そうなのでやめる事にしました。
やがて、窓を閉める様に言われ機内がにわかに静かになります。隣の席に誰もいないので、周囲のインド人達を見習って座席に横になります。ぎっくり腰が完治していない状態で長時間座っている事が何より恐怖だったので、本当に運が良かったと思います。
やや姿勢が苦しい状態でしたが、なんとか数時間は寝れました。
ふと目が覚めて窓の外を見ると、今は日本では夜のはずなのに朝日に照らされる綺麗な雲海が見えます。ああ、もう自分は日本にはいないんだなという実感がにわかに湧き上がります。


朝食はお粥。これもとても美味しかったです。どの食事もまた食べたいくらい。


やがて、LAX(ロサンゼルス国際空港)に到着。人の波についていき、入国審査の列に加わります。とにかく外国人しかおらず緊張しきり。
並んでいる人は少人数ずつ、沢山並ぶキヨスクのいずれかに誘導されるのですが、列を整理している青年も誘導が雑で、ピッと親指を後ろに示すだけで、どこに行けばいいのかわからない…。


ESTAを最初に利用する人はキヨスク使えないと聞いていたのにキヨスクに誘導され、とりあえず操作したものの、やはり何かで弾かれてしまいます。プリントアウトされた用紙には大きくバツ印が付けられていました。

そしてその後、奥にある入国審査の列に並びます。入国審査は英語でImmigrationというのはしっかり覚えて来ました。
1人ずつカモンと呼ばれ、窓口の人と会話しているようです。係員の銃には当たり前の様に銃が提げられており、アメリカに来たんだなという実感が湧きます。そして自分の番。
一応、入国審査のやり取りについては予習して来たので、焦って変な答えを言うと厄介な事になるという事も知っています。
係員に早口で何かを聞かれ、よくわからないもののとりあえず「サイトシーイング」と答え、「ワンウィーク」と答えます。
何たらフィンガープリントと言われて、窓口の横にある緑色のプラスチック板を指さされます。なんだか単なる板にしか見えませんが、これで指紋が取れるようです。
指をギューと押さえつけると、横でまたゴニョニョっと言われます。レフトサムという言葉だけは聞き取れたので、親指左手を押し付けます。
そこを抜けると、広い空間が広がり、多くの人達がキャリーケースを引いて行き来しています。
どうやらここが税関のようです。CUSTOMS(税関)という札を探して、長い列に並びます。
本当に99.9%キャリーバッグを持っている人たちで、自分のようにリュックだけの人が全くいません(汗。そのせいか、税関の青年に呼び止められ、荷物を忘れてないかというような事を(恐らく)言われ。ジスオンリーと答えるとリアリー?!と言われました(笑。そこを出ると、ようやく建物の外へ。
多くの垂れ幕を持った人たちが上から覗き込んでおり、ああ、なんかTVでこういうの見たことあるなと感動します。その中に友人が待っていて無事合流しました。

友人と一緒に空港を出たものの、時間は昼前、空腹だったのでもう一度空港内に入り、入ってすぐの所にあるセブンでホットドックを購入。店内の透明ケースの中でくるくる周りながら焼かれているウィンナーが目新しかったです。
空港内のベンチに座り、ホットドックを食べながら冷静になって建物内を見渡すと、日本や仁川の空港とは比べ物にならないほど、ちょっと小汚いです。ゴミも結構落ちているし…。
その後トイレに入ったところ、トイレは普通に綺麗でした。
アメリカのトイレの汚さはヤバいと聞いていたんですが、そんな事はなく。
あと、個室の紙が異常に細い事(5cmくらい?)、小便器の底に足拭きマットのようなもの(撥ね防止?)が必ず置いてある事(他の場所でも大抵あった)、水道水が熱水である事に驚きました。
個室のドアも膝の高さくらいまでがら空き。NY地下鉄のトイレが防犯でこうなっている事は聞いた事はありましたが、アメリカ全体でもこうなのかもしれません。
また、手を拭く紙が自動で出て来たり。こういう所だけは新しい。
改めてLAXから出ると、高架とロータリーの混ざったような道路に出ました。道路は激しく車が行き交っており、割り込みも強引。けたたましくクラクションを鳴らして強引に割り込んで、道路脇で待つ知人や客をピックアップして乗せて行きます。とてもじゃないけれど自分は運転はできないなと戦慄。

公共機関を使う方法も一応調べていたものの、友人がまず最初に大家さんに会わせたいと言うのでUberを呼びました。Uberを利用するのは初めてですが、行き先も事前に間違いなく指定できるのでとても便利だと思いました。
車の波に隠れてなかなか見つからなかったものの、しばらくしてようやく迎えが到着。郊外の住宅街で大家さんと挨拶をし、これからダウンタウンの方に行くと伝えて大家さんと別れました。


友人と家を出て、Sawtelle Blvdというバイパスのような道を歩き、sepulvedaという駅に向かいます。そこからユニオンステーションを案内してくれるそうです。
その道中、セスナ機が横断幕を引っ張るような広告を空に見つけます。あんなのゲームでしかみた事無い・・・(;・∀・)

わかるかな?

駅に向かう途中のいくつかの高架の下には、いずれもホームレスが毛布に包まったりテントを寝床にして寝ていました。
毛布で地面に寝ていたホームレスは微動だにしません。友人曰く、いつ来てもずっと寝てるとの事。死んでるのかと思いましたが、そうではないようです。
当然のようにホームレスをいきなり何人も見かけて、これもアメリカなんだなと思いました。
また、通りを歩いていると妙な甘い嫌な匂いが時折立ち込めている場所があります。友人曰く○○らしく、嫌な知識を身に着けてしまったと思いました。

通りを歩いてると、郊外とはいえ人や車の密度が少ない事にも驚きます。1分に10台くらいしか通らず、片側3車線の道を持て余している様にしか思えませんが、これがアメリカという国のゆとりを表しているかのようにも思えます。
また、時折スケボーや電動キックボードで移動している人とも数人すれ違いました。


アメリカ旅行を通して思ったのが、スケボーやキックボードなどはごくごく普通の移動手段として、ごく普通の人達が利用しているという事。日本に輸入されるとスケボーでもキックボードでも、ある種のヤンチャな色が付いてしまうのは何故だろう?と思いました。
日本全体が保守的な所があるので、異文化に最初に飛びつくのはややアウトサイダー寄りな人達になってしまいがちなのかもしれません。最初の印象と刷り込みというのは影響がとても大きいなと思いました。

セプルベーダ駅に到着します。Metroという市営地下鉄のExpoラインの駅だそうです。地下鉄ですがこの駅は高架になっています。
メトロに乗る為に必要なタップカードというICカードを販売機で購入します。
販売機の画面はフル液晶ですが、タッチ操作はできず操作は脇にあるシンプルな押しボタンという日本では見ない特殊な作り。おそらくアメリカでは画面を叩き壊されたりする可能性が高いので、故障リスクの少ない構造にしているのでしょう。


階段を上り、簡素な屋根のホームに上がります。周りには1人もアジア人はおらず、やはりここはアメリカなのだなと数度目の実感。でも、まだ変なふわふわした気持ちもあります。ふと目を覚ますと日本に戻っているのではないかというような。

やがて車両が来ましたが、座席はやはりアメリカらしく全体的に汚いです。布張りにしても汚されたり剥がされるだけだからなのでしょう、座席は硬いプラスチック。それでも結構傷がついています。
車内は黒人やメキシコ系の客が多く、少し雰囲気が怖いと感じました。メトロは全体的に低所得者層が利用するらしく、それでもエキスポラインはまだマシなのだとか。ブルーラインには乗るなと友人は止められた事があるそうです。

ユニオンステーションに行くために、一度7th st駅で乗り換えします。乗り換えの時もタップが必要。この駅からはレッドかパープルのラインに乗ればユニオンステーションに行けるとの事。色分けしているのは探しやすくていいと思いました。
ユニオンステーションに到着。LAの中心的な駅らしく、駅の雰囲気は歴史を感じさせ、とても賑わっていました。

構内にはお店もいくつかあります。ただ、小型パトカーが構内をパトロールしており、警官が睨みを効かせているのが少し怖い。
構内のサブウェイで腹ごなしする事にし、立ち席で食べる事に。
ここは立ち席ですが、全体としてベンチが多く、とりあえず休んだり何かを食べる為の席に困らないのはアメリカの良い所だと思いました。日本だと公共の空間にベンチが少なすぎると本当に痛感しました。
食べながら周りを観察していると、テーブルを土俵にして1人で紙相撲をしているおじさんなど、自分は気にしない方ですが、日本だと「変わった人」と言われそうな人が結構多くいました。色々な人が当たり前の様にいるのがアメリカなのかもなと思いました。

(続く)

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